この本の帯に書いてある
魔獣は実在する。
衝撃的な見出しです。もちろん、吉村昭さんの「羆嵐」も読みました。
この本は、木村盛武さん著の三毛別羆事件の惨劇の真相を記録した内容になります。
かく言う私も一度だけ、ツキノワグマ親子に至近距離で会ったことがあります。
場所は、十二ヶ岳から南に下る桑留尾尾根(くわるび)
すっかり最近はソロ登山なのですが当時は、相方さんと毎週のように登っていた時の事
お題の十二ヶ岳を終えて帰ろうかねといつもは、後ろを歩く相方さん・・快調に先頭で
桑留尾尾根(くわるび)を進む。私のボケた記憶が正しければお助けロープが張られた道を西湖に向けて下って行く途中、相方さんが、鹿が横切ったよ!!と立ち止まる。
???どこ??あの木の陰・・・
違うよ!あれ熊の後ろ姿じゃないの?と私
さらに、母親熊も視界に入る。とにかく戻ろうと再び私
後ろを振り返ると、相方がいない
おいよ!それはないだろ~と口に出したかったが言葉が出ない
どうする?必死にフリーズした脳が少し動きだす。
そう言えば、大声出すより熊と睨めっこしてまっすぐ下がらずに斜めにフェードアウトするように逃げろと聞いたことがある・・・
眼力(めぢから)はある方ではないか、とにかく睨みつけた。
今考えれば誰から聞いたのは定かではない。まったくの誤解かもしれない。
でも、母親熊の茶色の毛並みがサラブレッドのようにブラッシングして綺麗に見えて、脚が動かない。自分好み100%の女性に逢ったように、ハートを射抜かれて身動きが取れない。まるで魂を奪われたように(この表現オーバーではないですよ)
危なく後ろではなく、母親熊に吸い寄せられるように前に進みそうな自分がいた。
どうにか、正気に戻り母親熊と目を離さないように斜め後ろに後ずさりして、母親熊の視界から逃れる。あとは、一目散に登り返しの道を走る。どう言うわけか全く苦しくない。しかし、相方はどこにもいない・・大声で呼ぼうにも喉がカラカラで声が出ない。
そのうち、崖の上から大丈夫~と聞き覚えのある声が聞こえた。
こいつ!こんな上まで登ったんか!!と言いたかったがぐっとこらえて、降りて来れば~と声をかけた。すると、降りられないのよ~と相方・・・
これが、俗に言う火事場の馬鹿力かと妙に納得した私がいた。
仕方がないので途中までよじ登り、手助けして無事崖から降りられた。
そのあと、しばらく相方さんが色々と言い訳(私が、熊に襲われたら、通報しようとしてた等々)をしていたが、車に戻るまで一言もしゃべることはなかった。
もちろん、通報はしましたけどね。
熊とは関係ないのですが、本の帯の説明
「本の帯」は何の意味があるの?
♦海外では実はついていないことが大半
日本ではよく見かける本の帯ですが、実は海外に行くと本の帯がついていないことが大半です。本の帯なしの上、さらには本のカバーもなしで販売されていることも少なくありません。
世界的にみても「本の帯」は、オリジナリティのある日本の文化だと言えるでしょう。♦多くの情報が載っている本の帯
それでは、なぜ新刊として販売されている日本の書物の多くには本の帯がつけられているのでしょうか。その理由は、本の帯をよく観察してみることで、おのずと理解することができるでしょう。
よく見ると、表紙以上に、どんな情報を持った本で誰が書いたものなのか、少ないスペースに必要な情報を読み取ることができます。♦実はPRに活躍していた本の帯
より詳細な情報が載った本の帯は本の宣伝に効果的です。つまり、本の帯がつけられている理由は、本を効果的にPRするためだということが分かります。現代では、インターネットで本の情報を探すことができますが、ネットの無かった時代は大きな判断材料のひとつになりました。
引用元:BOOK OFF Online コラム