指導標に従って唐松尾根方面に進む。
唐松尾根は、名前の通りカラマツが多いことから名付けられたのだろうか
両側がササに囲まれた道を緩やかに登って行く
両側のササの丈が低くなるにつれて、道の斜度が出てくる頃だ
歩くペースは、自分のペースでいいから後ろから来る後続者が気になるなら先に行かしていいよと、最初に話していたので、その度に両側に移動して先に行ってもらった。
まだ序の口ではあったが登りが厳しく感じられる頃だろうか?
すこし、きつそうに見えたので、ここを登り切ったら一休みしようと声をかける
ちょうど腰かけるのには格好の岩があったのでここに腰かけて休憩にした。
そして、前方にも同じように休憩中の登山者の姿も
一度緩やかに下り、道が優しくなる
マイペースで進む。山はそれが一番。
掘り窪んだような道が出て来る
この辺りで、常に後ろに殺気を感じるのか、後ろを振り返っては、お先にどうぞ作戦
写真中央の方は、指導員の腕章をした方だった。こう言う方が巡回して頂いていることは大変心強く思う。人気の山だけに、いろいろな方が登られるので事故や滑落も多いのだろう。
道の様子が山道らしくなってきた。それと同時にかみさんの休憩の頻度も多くなる
ゆっくりと一歩づつ登って来た。あたりは霧で覆われて、雷岩からの富士山と大菩薩湖のコラボは見ることは難しいかもしれない。なぜこのコースを?と思われている方もいると思うが稜線のどこからでも見える絶景を味わってほしかったからである。苦しくとも登り切った後にはご褒美が待っている。これが私は山の醍醐味だと考えている。口ではこんなことを言いながら多摩百山を歩いていることに矛盾を感じないわけではないが自分と一緒に登ってくれる人には、それを感じてほしいのである。
目に飛び込んできた赤紅葉。恐らく紅葉は目に入らないほど疲れているとは思うが一応紅葉が綺麗なので見てごらんとは声をかけた。本人が覚えているかは判らない。
しばらくは平坦な道が続いた。ここで足を休めることが出来たと思う。
それでも蓄積疲れのせいか、立ち止まる回数が増えているが
歩きに乱れはなさそうなので、最後の登りにはどうにか対応できそうな予感
このまま、雷岩に着くのかな?なんて都合のいい質問をもらったが、地図を見せてこの先に待ち構える急登の説明をした。もちろん、意気消沈
そろそろ始まる雷岩へと続く登り・・・