指導標に従って進んで行くうちに、小さな雨粒が、だんだんと大粒に変わってくる。幸いなことに木々に覆われている道であったのでさほど着ているシャツを濡らすことはなかった。 そうこうしている間に、私の嫌いな橋が出てくる。木製の橋ではなく鉄板の橋であったが滑って転んで「アイタタタ」にならないように慎重に渡る。
周囲は木々に囲まれているため、上を見上げると緑が鮮やかな季節になってきた。
途中、「菅平の滝」が出てきたが今回も見送った。今まで一度も立ち寄ったことがないので一度は行ってみないとです。この「菅平の滝」は、檜原村観光協会の公式ホームページを引用すると、落差約10m(2段)で山道から階段を下ってすぐそばまで行くことのできる、深い淵をもつ二段の滑滝。この上にも3段ほどの小滝郡がある。川の水量が少ない冬には石を渡って対岸に行き、滝の全貌を見ることができるそうである。
天気さえよければ、まっすぐに伸びた、木々に囲まれた道を快適に歩くと書きたいところだが、葉や枝に溜まった後に大粒となって落ちる「滴下雨」が、シャツを濡らすこともあり、傘を持ってくればよかったと後悔する。今回は、反省点を備忘録用に記すつもりではあるが、まもなく梅雨の季節を迎えることと、そのあとの夏山登山の天気の急変に対応できる装備も考える必要がありそうだ。
まるで、木が通せんぼをしているような場所に出くわすが、ここはくぐるが得策
この二度目の鉄板の橋。右側の木製の橋がかなり老朽化しており、危険なために付け替えられたのだろう。 橋を渡り真ん中あたりまでくると、橋が少し下に下がったので慌てて通過
今度は、木製の橋である。今までの橋は、バランス崩して下に落ちても「アイタタタ」で済みそうであったがここは、落下すると怪我を免れそうもないので、滑らないように慎重に渡る。
右側を流れる三頭沢
緩やかな坂を上り、沢沿いの道を進む
何度目だろうか?橋を渡る。
沢沿いの道を登ったり下ったりの繰り返し
大きなゴロゴロ岩が出てくるので、進路としては沢を向こう側に渡る。特に明確な道がある訳でも橋がある訳でもないので、自分で周りをよく見て渡るしかない。
三頭沢を渡るとすぐに道は、沢から離れるようにつけられたやや急な坂道になる。下の写真のように要所要所に指導標が設置されているので迷子になることはない。
坂を登り切ると再び道は平坦になり、歩きやすい
途中で見かけた、車のアルミホイール。上の奥多摩周遊道路を走っていた車から外れてここまでフリスビーのように飛んできたのだろうか?だとしたら、落石も怖いがアルミホールも怖いことになる。注意しないといけませんな
少しだけヤブっぽい道が出てきたが、すぐに通過できるので心配はいらない。上を見上げると木々の隙間から、奥多摩周遊道路が見えてきた
この標識が出てくれば、奥多摩周遊道路は近いが、道は登りになることは覚悟しないといけない
だんだんと周遊道路を通過するオートバイと車の音が大きくなってくると
周遊道路が目の前に現れてきた
周遊道路は、写真で見ると歩道があるように見えるのだが、途中で途切れ途切れになるのでなるべく車やオートバイに注意しながら端を歩かないといけません
右側に大きく曲がるカーブに差し掛かるとミラーが出てくるのでここが、「けやきの路」入口になる。
しっかりとした、指導標があるので見落とすことはないでしょう。
今日はこの辺で