三頭山西峰に到着し、少し休憩を入れようとベンチに腰かけようとしたが、もちろん雨で濡れていたので、 それも諦めた。ウインドブレーカーも、その下に着ていたシャツも雨が浸みこんで濡れていたので、ズボンとパンツまでは濡れたくはなかった。階段を下りかけるとなんと雨風が止む。急いで帰ろう!奥多摩三山は諦めた。
御堂峠に下り、道は二手に分かれる。三頭山東峰方面に行く木段道の登りと鞘口峠・御前山方面の平坦な道。情けないかな木段道の登りに脚は向かわなかった。
展望台との分岐を過ぎて、道幅は狭くなりジグザグに下り高度を下げて行った
しばらくすると、「三頭山下山推奨路」の案内板が目に入った。すでに気力は失せて早く都民の森駐車場に着きたかった。そして濡れたシャツを着替えたかったのが本音
鞘口峠まで40分の案内板を頼りに、時計を何度も何度も見ながら歩く。
お目当ての鞘口峠に到着。
ここの鞘口峠と御前山から大ダワに下る途中にある鞘口山は「山」と「峠」の違いこそあれその前の「鞘口」はまったく同じ字なのでなにか関係はあるのだろうか?それにしては、距離は離れているし謎である。こんな時にこそ図書館で調べたいのだが、緊急事態宣言下では、調べることもままならない
鞘口峠まで来れば一安心。ちょうど屋根のある場所があったので5分だけ休憩した
都民の森駐車場に向かう途中、左手に登りのルートがあったが、心が折れてしまい下り道を選択してしまった。写真を今更ながら見ているが、自分の気持ちの弱さに腹立たしさを感じる。この体たらくだからアルプスは無理なんだ。
ここから先は、車で都民の森まで来られたハイカー達とすれ違うことが多くなる。片や涼しげに傘を差し、片や全身びしょ濡れで疲れたヨレヨレ爺。大丈夫かいな?この爺さんと思われたに違いない。今回はその通りだと思う。
私にとっては、魔界のトンネルを歩いた。
都民の森駐車場に到着。車もソーシャルディスタントを守っている
ありがたいことにトイレは使用可能だった。ここはポイント高いし、感謝しかない。
都民の森駐車場を後にして、数馬バス停に向かう。
大きなカーブを曲がり、朝方歩いて来た登山道まで戻って来た。どうしようか?登山道を歩けばかなりショートカット出来るのだが、舗装道にも何かしらの発見があるかもしれない。雨も小康状態だったので舗装道を歩くことに決めた。
数か所駐車スペースを見つける。都民の森駐車場の駐車可能の時間は、HP上では4月2日~11月15日は朝7時から開門。11月16日~3月15日は朝8時から開門のようなのでその前にフライングスタートしたい方はこのスペース使う手もアリかもですね。ただしこれは私のあくまで考えであり、一切の責任は負いませんので。駐車場の管理さんによっては早めの開門をしてくれる方もいますよ。これは余談
数馬橋を渡り、少し先には
またもや駐車スペースありかな?「?」付けておかないとあとからクレーム付けられても困るので悪しからず
私の悪い癖・・変化のあまりない舗装道歩きは飽きて来ること。ちょうどいいことに右下を見るとこれから歩いて行くと道が見えてきた。
夢の滝が出てきた
三頭山をこえる橋の眼下に夢の滝が見えます。ゆるやかな傾斜をゆっくりと流れる姿は優雅で、そのやさしさい風情を間近に望むことが出来ます。古来、清い水が岩の上を簾のように滑っていることから「滑滝(ナメタキ)」と呼ばれていました。車道から最も間近に眺めることの出来る名物の滝です。と書かれていた。
私には、情けないかな案内板に書かれていた感じはなかった。
旧奥多摩周遊道路料金所跡地に戻って来た。私的意見ではあるが有料継続でもいいのではないだろうか
数馬バス停に戻って来たが、今日ここに戻って来る予定ではなかったので、おのが脚力のなさに悲しくなってきた。