まず最初に書いておきます。私は怖がりであり、霊感はありません。そんな私が体験した出来事を書きます。
山編
相方さんと噴火する前の御嶽山に登ったときの話になる。ちょうど御嶽神社大祭の日と重なり駐車場は満車状態で、白装束の信者の方が大勢登られていた日だった。ちょうど天気に恵まれ剣ヶ峰から二ノ池を回り、次回は日帰りではなく小屋で一泊して三ノ池と四ノ池まで足を延ばしたいねと言いながら、下山に取り掛かかり始めると、途中から視界はどうにか確保できる程度の霧に包まれ道迷いしないように、あまり二人の距離が離れないように頻繁に後ろを振り返りながら歩いている時に、大きな岩陰から白装束の信者の方らしい、若い女性が下から登ってきたので、挨拶をした時にかすかに鈴の音がした気がした。すれ違ったあと後ろから来た相方さんに、小声で綺麗な人だったよねと言うと、何の事?と聞かれたので今すれ違った人が綺麗な人だったねと言ったんだよ。と答えると今、人となんてすれ違ってなんていないよと不思議そうな顔だった。この先の大きな岩陰から出てきた白装束の人だよと強めの口調で話すと、あの大きな岩陰からひとは出てこれないよ!道ないから…崖だよ。そして最後にもう一言!幻覚だよ!
車編
2年前の会社が夏休みなる前に20代後半から一緒に仕事をしていたソフトハウスののOさんと、休み明けの仕事の打ち合わせを終えて、仕事始めの日に電話をするもメールも送るも返信がなかったので、事務所に行くも閉まったままの状態が続いていており、困っていた時にOさんのお父さんから、事務所で亡くなっており1週間後に発見され親族だけで葬儀は終わったと連絡をもらう。孤独死である。丁度立て込んでいる時期と実家が大阪と言うことで行く機会が取れずにいたある日、車を走らせていて、ふと後方を見ると亡くなったOさんと似た人が、バイクに乗っているのが目に入る。まさかな。世の中には、似た人が何人かいると聞いたことがあるので、他人の空似だろうくらいにしかその時は思わなかった。翌日、会社でOさんの話が出たのでその話をすると、お線香を上げに行っていないので、来てくれと出てきたんじゃないのと言われたので、そこまで言うならドライブレコーダー見てみると言って帰宅後、ドライブレコーダーのデータを見ているとその時間帯のデータだけが無かった。きっと、何かの振動でデータが飛んでしまったんだろうと今でも思うようにしている。