このお山は、「棒ノ嶺」「棒ノ折山」と呼ばれ、古くは、復刻版「奥多摩」宮内敏雄著によると、「”さて棒ノ折山であるが、この山を名栗側では、「坊ノ尾根」と呼んでいるのである。之は昔からこの山が有名な「カヤトの山」だったからで、往時は河又附近の農家は、家の屋根の萱ブキを採るために、毎年此処を火いれしてカヤトを生い繁らせたものだそうです。」と書かれていた。そして大昔の人々は、このゴルジュ登りの鉄の鎖などのアイテムはないわけであって、それこそどのような、登山用品らしきアイテムを使っていたのか知りたいものだ。ところで、この「ゴルジュ」とは、「のど」を意味するフランス語だそうだ。登る時期としては山桜の時期から少し離れてしまったが、山頂には桜の木があり、さらに山頂からは展望が開けており、花見方々訪れるのもいいかもしれない。今回は、以下のコースを歩いたが、下山に使った滝ノ平尾根は、木の根の張り出した道(段差がかなりある)が多く、正直心が折れそうになることしきりだった。よくガイドブックには「奥多摩・奥武蔵入門コース」と表記されているがなかなかどうして侮れない山だと思う。これはあくまで私の私見であるので、聞き流していただいて結構である。
行程
各所到着時間
- 07:41さわらびの湯第三駐車場
- 07:53有間ダム入口
- 08:02白谷の泉
- 08:23第1ゴルジュ
- 08:31第2ゴルジュ
- 08:34白孔雀ノ滝
- 08:48林道大名栗線
- 08:58岩茸石
- 09:15権次入峠
- 09:26棒ノ折山
- 09:52岩茸石
- 10:51さわらびの湯第三駐車場
足跡

「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものである。 (承認番号 平23情複、 第57号)」
グラフ

YAMAPデータ
合計時間 | 距離 | 上り | 下り |
3時間08分 | 8.1km | 853M | 852M |
YAMAPデータをカシミールで取り込み
距離 | 沿面距離 | 累積標高+ | 累積標高- |
8.186km | 8.483km | 904M | 902M |