
山のガイドブックを、見ていて次はこの山に登ってみようと行って見て歩いてみたら、意外と簡単だったり・・・初心者用と書いてあったのに大苦戦した。なんてことはないですか?もちろん、同じコースを歩いてもその日の体調や天候や背負うザックの重さなどによってもかなりの違うことはよくあること。原因は沢山あると思う。例えば、気温・寝不足・水分の取り過ぎなど数え上げればたくさんあると思うが,一つの目安となる数値はないものかと色々と調べて見たら、ありました。
鹿屋体育大学・山本正嘉教授によって定義づけられたもので「歩行時間」・「総距離」・「累積標高差」の3つの点から計算して難易度を1から100までの数字で表せるものなので、これから歩くコースの予習にもなる優れものだと思う。
◆そしてこれが計算式になる◆
①1.8×行動時間(時間)
②0.3×歩行距離(km)
③10.0×登りの累積標高差(Km)
④0.6×下りの累積標高差(Km)
①+②+③+④がコース定数 この式を使い、計算してみると、コース定数はこのようになった。(計算間違え等があればご容赦)
上記にも書いたが、ザックの重量、その日の天候、その日の体調(寝不足・長時間の運転)勾配の違い、登山道の状況はこのコース定数には反映されてはいない。
例として下記のコースを歩く計画を立てたりとすると
合計時間 | 距離 | 累積標高(+) | 累積標高(+) |
03時間01分 | 10.2km | 657m | 654m |
➀1.8×3時間=5.4
②0.3×10.2km=3.06
③10.0×0.657m=6.57
④0.6×0.654m=0.3924
コース定数=15.4224
この数字にどんな細かい事が隠されているのか分からないが、これから山を登る前と登った後にこのコース定数を計算して、比較したものをエクセルに登録してその日の天候やザックの重量や体調を記入したものを一覧表にしてみるなんてことをやってみると、自分の登山力の推移が少しはわかるかもしれない。