だんだんと寒くなってきたので、駐車場も空きがある。この時間から登るハイカーにとってはありがたいことだ。
「digest版 」にも書いたが、ヘッデンを忘れたので、車に予備用に常時乗せているヘッデンを探したあと、電池をセットした。念のため電源をONにして点灯してみたら問題なさそうだったのだが、万が一に備えて手持ちの懐中電灯も持って行くことにした。そんなこんなで時間を無駄にしている間に、高尾山口駅まで歩くと薄暗くなっていた。
下ってくるハイカーには、すれ違うことが多かったがこれから登るもの好きなハイカーは自分ひとりのようだ。
一号路入口に到着。いざ!出発と行きたいところであるが
不動院に立ち寄り
弘法大師像に無事に帰れるようにお祈りをする
ゲートの脇を通るあたりでは、まだヘッデンなしでも歩けそうだったが頭に装着する。現にこの時間に下山するハイカーたちはほとんどヘッデンなしで下山してきた。これから登る私としては、いつ真っ暗くなるかわからないので準備万端にした。
この一号路は、4回大きなカーブがある。4回目のカーブを曲がり終えれば、あとは坂を登って行けば、リフト乗り場に着く。この時間帯で周りの景色を見ながら歩くことは出来ないので、カーブの回数を数えながら歩いた。
ここが一回目のカーブになる。一号路入口から最初のカーブまでが、このコースの中で一番急な坂だと思う。
ここが、二番目のカーブ。右側に進むと金毘羅台園地に向かう道になる
そして、ここは3回目のカーブ
最後の4回目のカーブ。右側からは、金毘羅神社からの道と合わせる
4回目のカーブからの道も、少々きつく感じる。ここは淡々と歩いて行くと右側に城見台が現れる。恐らくだが、ここから八王子城が見えるのだろう
城見台から、さらに登りがほんの少し急に感じられた
距離表示のない指導標
道の傾斜が緩やかになるあたりで、
左側にはリフト乗り場へと下る道が現れる。リフト登り場から少し歩くと右側には高尾山頂まで、2.0キロメートルの指導標が現れた。何せ真っ暗なのでこのような指導標があるとありがたい
霞台園地に向かう道はこの辺りまで来ると平坦に変わる
右側には展望塔が見えてきた
霞台園地から見た、八王子方面の夜景
霞台園地を過ぎたあたりから街灯が設置されているので節約のためにヘッデンのスイッチをOFFにした
十一丁目茶屋さんは、シャッターが下ろされていた
サル園・その先のタコ杉をやり過ごすと、正面に浄心門
参道になるので、街灯が設置され歩きやすい
ここは男坂と女坂の分岐。男坂のあの急な階段登りは、私には無理なので女坂方面へ歩を進めた。
男坂と女坂の合流地点には、権現茶屋さんがある。ここのお茶屋さんはまだ店内には明かりがついていた。片付けをされていたのだろう。妙にみたらし団子の文字が気になった。
薬王院に杉苗奉納した方々の名前が書かれた芳名板が並んだ道を進む。高尾山マガジンによると、参道に掲示されるのは1万円以上奉納した場合になるようです。毎年12月10日までに奉納すると、翌年掲示されるとも書かれていました。
山門は神社で言えば鳥居 にあたるので、仏さまを敬う気持ちで一礼をする。
不動堂方面からではなく、富士道を使い高尾山へと向かう。この道を、左手に進むと富士道になる
お寺の、渡り廊下をぐぐり、ここを左手に歩いて行くと
漆黒の闇に包まれた。慌ててヘッデンの電源をタッチするも電球が点灯しない。少し戻って明かりのあるあたりで、電池をズボンにこすりつけて再度点灯しようとするもダメだった。仕方がないので、ここからは予備用に持ってきた懐中電灯で歩くことにした。ただ、明かりはもうこれしか残っていないので明るさを半分にして歩くことにした。おかげで、明かりがぼんやりと足元しか照らすだけで、歩く速度がかなり落ちた。昔の人は、提灯ひとつでこのような漆黒の闇の中を、山道を歩いていたのかと思うと闇夜でも歩ける目を持っていたのではないかと思ってしまう。試しに明かり消すとあたりはこのような状態。時折、ガサッと音がすると、慌てふためきびくっとする。
どうにか、山頂へと続く最後のカーブに到着した
登り切れば、トイレ
左に進むと高尾山山頂に到着
誰もいない山頂は初めてだった
さぁ~帰ろう