地獄の窯が開く日 新宿太宗寺②

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太宗寺について

新宿区指定有形文化財(絵画)を見学

お洒落な建物の「霞関山」太宗寺と書かれた建物に入って行く

十王図

まずは最初に目に飛び込んできたのは「十王図」。この閻魔様は他の絵画の閻魔様より柔和な感じ

地獄思想に基づき、冥土に君臨し死者の罪状を審判する十人の王が描かれていた

左下に描かれているのは、観音様か?地獄の鬼に追いまくられている人もいれば、地獄の門に入る前に、門外にいる観音様に拝んで、天国に行かせてもらえるように拝んでいる人が描かれている

だんだんと、描写に地獄の怖さが伝わってくるようだ。

三途の川から岸にたどり着こうとする死者に対して、岸にたどり着かせようとしない鬼たち

これは血の池地獄のことなのか?

描かれている人物は、全て女性の様に思われるのは私だけだろうか?

真ん中辺にいる、鬼が死者に見せているのは鏡に映った、自分が生前に行ってきたことかもしれない。閻魔様に審判を受ける前に、お前は、こんなことをしたんだと教えていると思う

この絵画の真ん中には、針の山でもだえる死者か?

これもさらに残酷さが強い。窯ゆでの刑か。この紙に描かれているのサイズは、縦116センチメートル・横53センチメートル。作者は不明で、江戸時代末頃のものと推定されているようだ

無量寿経曼荼羅(むりょうじゅきょうまんだら)

涅槃図

釈迦の入滅(死)を描いた図像。中央に横たわる釈迦を、周囲には嘆き悲しむ弟子や鳥獣などが描かれている。

観無量寿経曼荼羅(かんむりょうじゅきょうまんだら)

奈良県当麻寺の観無量寿経曼荼羅(かんむりょうじゅきょうまんだら)を同寸大に模写したもので、縦425センチメートル・横408センチメートルの掛け軸となる

今日はこの辺で