稲荷鬼王神社の冨士塚までの道のりは長かった

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住 所

〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-17-5

稲荷鬼王神社の由来

 「鬼」というと、私達はとかく悪いイメージをもちがちですが、古来、「鬼」は神であり「力」の象徴でもありました。又、「鬼は悪慮を祓う」といわれすべての災禍を祓う力があります。鬼を祀ったり、鬼の名のつく社寺は全国に幾つもあります。しかし、その「鬼」の王様という意になる「鬼王」という名のある社寺は全国で当社のみです。この為、江戸時代は近在の農家の人達だけでなく、江戸から武士や商人、職人と多くの人が参拝に参りました。現在では地図で見る新宿の中央にある唯一の神社としても注目を集め、全国から当社の御神徳とする方々が詣られております 。 扠この全国一社福受けの稲荷鬼王神社の由来は左記の通りです。
古来より大久保村の聖地とされたこの地に承応二年(1653年)、当初の氏神として稲荷神社が建てられました。宝歴二年(1752年)紀州熊野より鬼王権現(月夜見命・大物主命・天手力男命)を当地の百姓 田中清右衛門が旅先での病気平癒への感謝から勧請し、天保二年(1831年) 稲荷神社と合祀し、稲荷鬼王神社となりました。それ故、当社の社紋は稲荷紋と巴紋の二つがあるのです。紀州熊野において鬼王権現は現存せず、当社はそれ故、全国一社福授けの御名があります。 この鬼王権現は、湿疹・腫物を初め諸病一切に豆腐を献納し、治るまで本人或いは代理の者が豆腐を断ち、当社で授与される「撫で守り」で患部を祈りつつ撫でれば必ず平癒するといわれ、明治十五年ごろまで社前の豆腐商数件がこの豆腐のみにて日々の家計を営んでいたといわれたほどでした。今日でも広く信仰されています。この信仰について江戸時代の「新編武蔵風土記」だけでなく、時代は下って文豪、永井荷風も書き記しております。尚、当社では「鬼王様」の御名に因み、節分時鬼を春の神として「福は内、鬼は内」と唱えます。

引用元:神社内案内板

御祭神

宇賀能御魂命(新宿の厄除け稲荷) 

生成発展・商売繁盛・子孫繁栄・福招きの神様 

月夜見命

人の運勢を司どりツキを与えてくれる神様

大物主命 別名「大黒天」と呼ばれています。

商売繁盛・心願成就・病気平愈・身体健全・縁結びの神様

天手力男命 

開運・武運長久も神様

 

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入口左手に邪鬼の頭上に手水鉢をのせた珍しい水鉢

鬼王神社の水鉢
文政年間の頃制作されたもので、うずくまった姿の鬼の頭上に水鉢を乗せた珍しい様式で、区内に存在する水鉢の中でも特筆すべきものである。水鉢の左脇には、区内の旗本屋敷にまつわる伝説を記した石碑があり、これによると「この水鉢は文政の頃より加賀美某の邸内にあったが、毎夜井戸で水を浴びるような音がするので、ある夜刀で切りつけた。その後家人に病災が頻繁に起こったので、天保四年当社に寄進された。台石の鬼の肩辺にはその時の刀の痕跡が残っている。・・・・」とある。この水鉢は、高さ一メートル余、安山岩で出来ている。
平成五年一月
東京都新宿区教育員会

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参道を歩いて行くと左手には、恵比寿神社

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神社の鳥居をくぐると左には、恵比寿神社の水琴窟

この水琴窟は平成十六年三月に稲荷鬼王神社第十六代宮司に大久保直倫氏が就任しこれを祝い氏子が恵比寿神社参道にある手水に水琴窟師「田村光」氏に依頼し、恵比寿神社の御鈴として建設しました。埋蔵されている甕は常滑焼です。(稲荷鬼王神社拝殿脇の天水琴の甕は石州甕です)
手水鉢の水を柄杓ですくい左下方の紐で巻かれた苔の生えた飛び石を目印に少しずつお掛け下さい。地中から弦を弾くようなかすかな響きが聞こえてきます。滴が作りだす、可憐で、聴くたびに不規則に変化する余韻が耳の奥にしみこみ人の心を包みます。竹筒に耳を近づけて聞いてみて下さい。
平成十七年二月吉日

引用元:案内板

 

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見どころ満載の神社なので 稲荷鬼王神社拝殿に着くまで時間が掛かってしまう

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そして拝殿脇にも

稲荷鬼王神社の天水琴
水琴窟の由来は小堀遠州の考えた、つくばいの配水装置、洞水門と言われています。後に江戸期の庭師が水琴窟の名で音楽を楽しむことを兼ねた装置として各地に作りましたが、残念なことに時代と共に忘れられた存在となりました。平成十六年十一月三日に水琴窟師 田村光氏により雨水を使った水琴窟、天水琴を建設いたしました。大神様のおわします社殿の屋根から雨水を大きな甕に溜め、少しずつ水琴窟に注いで、音を奏でる仕掛けになっています。耳を澄ますと地中から弦を弾くような、かすかな響きが聞こえてきます。滴が作りだす、可憐で、聴くたびに不規則に変化する余韻が耳の奥にしみこみ人の心を包みます。竹筒に耳を近づけて聞いてみて下さい。尚、つくばいの水は雨水ですので飲めません。

引用元:案内文

 

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たくさん、初めてみるものが沢山あり、なかなか富士塚までたどり着かなかったが拝殿の脇を進めば、この日の最大のお目当て富士塚に着くと進んで行くと、さらに歩を止めてしまうものが目に入ってくる。

それがこれ!!!!

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懐かしい映画のポスター

とっても有名な映画のものではないのですが、いかにもレトロでいい感じ

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一番、富士塚に足が向かわないように引き止めたポスター・・・

本格派グラマー映画3大特集

総天然色

なんと女奴隷船には

三ツ矢歌子さん

丹波哲郎さん

そして、私の大好きな菅原文太さんまで出ていたんですね。

妙にこのポスター刺激的で今晩夢に出てきそう~

ちなみに神主さんから写真はご自由にお取り下さいを許可は頂いておりますので。

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気持ちが高ぶって富士塚は、次回に回します

 

 

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Boo

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