前回までの内容
中央に経塚の立つ多峯主山を後にして、お次の天覧山に向かう。その前に、黒田直邦のお墓に立ち寄った。
この墓は、江戸時代に飯能地方を領していた黒田氏の祖、直邦候を葬るものである。候は丹党武人中山氏の出であるが、外祖父黒田直相に養われてその姓名を名乗り黒田を称した。墓銘に「丹治直人」と丹党の姓が記されている。候は若い頃、五代将軍綱吉に出仕して三十人扶持を拝した。これが官に使えた始めで、以後八代将軍吉宗に至るまで、実に四代五十余年も歴任し、信任厚く、進級に進級を重ねて、ついに侍従となり老職となり、いでては上州沼田城主三万余石の大名となった。候が飯能地方を領したのは宝永四年(1707)以降である。そして享保二十年(1735)七十才でなくなったが、世嗣直純は、祖先ゆかりの地飯能に墓所を求め霊場多峰主を選んで墾ろに葬り、長く一族領内の鎮めとしたものである。なお黒田氏は二代直純のとき、上総久留里城主に転じ、飯能地方の領主に変わりなく明治維新に及んだ。黒田氏歴世の墓は能仁寺墓地にある。
昭和五十年七月
飯能市教育員会
お墓の上にある石柵とその中にある自然石は、直邦を葬った地点のようだ。そして墓碑の高さ1.13メートル
あとは、来た道をもどり
湿地の真ん中に整備された道を歩いていくと
天覧山山頂の指導標が出て来る
指導標に従って、急な木段を登って行く
木段を登り切ったあたりに、東屋あり
わずかに登れば、天覧山に到着
山頂には、展望台が設けられていて展望が広がると書きたいところだが
この時期は冬に見えていた遠くの山が、見えなくなってしまう。
今日のお題はクリアしたので戻ることにした。道は整備されており歩きやすい。
広場のようなところにはトイレあり。ベンチもありお散歩コースとしてもいいですね
駐車場到着。この日はさっと歩いてしまったが、あとから地図を見ていると「発酵デリカフェ」「薪火と発酵のレストラン」「飯能マルシェ」「鉄腕アトムの像」などもあり楽しめそうだ。