前回は、北条氏ゆかりの八王子城跡を歩いた。この日は、自然地形を巧に利用し、巨大な空堀で主郭部を囲み、中世城郭の最高傑作と言われている滝山城跡を歩いた。今回も設置されていた、滝山城城攻めマップ・滝山三城のガイドブックより引用させて頂いたことを最初に記す。ここは、滝山観光無料駐車場があり、便利である。そう言えば、八王子城跡では、北条五代を題材としたNHK大河ドラマの制作を要望する署名活動を行っていたが、滝山城跡では見かけなかった(見落としていたのかもしれないが)
駐車場は開場時間8時、閉場時間18時
注:11月1日から2月末までは閉場時間は、16時と書かれていた
駐車場内には、滝山城鳥瞰図が設置されていた。
ここで滝山城について、滝山城城攻めマップより引用する
滝山城が築かれた加住丘陵は東西に長く、北は多摩川に浸食された急峻な断崖、南は谷戸が入り組んだ複雑な地形になっています。こうした地形を利用した滝山城の特徴は「二の丸の集中防御」です。「二の丸」は3つの尾根が集中していて、各々に「馬出」を設け、「二の丸には敵を絶対入れさせない」と言う堅固な構えになっています。永禄12年(1569年)10月2日に甲斐の武田信玄が上野から武蔵に侵入して滝山城を攻撃した際に、城下に火をつけて「二の丸」まで攻め込んだと伝えられています。しかし北条氏照が、当時同盟関係であった上杉謙信の重臣に出した手紙によると、城下に兵を出して戦ったとあります。その後、北条氏照は甲斐を重視して八王子城の築城に取り掛かり、天正15年(1587年)ころに、移って行ったと考えられています。
ここに、パンフレットが設置されていて、とてもありがたい
滝山城は、500歳の幟があちらこちらに見受けられていた。
駐車場を背に、左手に進む。バス停があるその先が入口になる
戦国の名城滝山城跡入口の看板に従って進む
ここで、「AR滝山城跡」アプリの説明書きがあった。ところどころにあるスポット
の説明板の前に立ちスマホをかざすと、音声による説明とこの時代の滝山城の様子が見ることが出来る。
民家脇の緩やかな登り坂を進んで行く
車止めの先の道の両脇に竹林が出て来る。道は舗装されているがいやが上にも、気分は滝山城の攻撃に行く兵士のようになって来た。天野坂を進む
周りに人がいなければ、ウォーと叫びながら突撃したい気分
とその前に、右側に朱色の建物が見えてきた
階段を登って行くと
二基の鳥居が続いていた先には、何だろう?
天野坂に戻り先に進む
と左側に最初のポイントに到着
天野坂から桝形虎口への説明書きを読み終えて次は三の丸跡へ
あの上が三ノ丸になる。
これが空堀の名残だろう
さらに進んで行くと
山の神曲輪と二の丸との分岐(小宮曲輪)
小宮曲輪
北条氏照の家臣の中に西多摩地域出身の小宮氏が活躍していたと思われる。小宮曲輪の内部は土塁(土盛り)でいくつかの屋敷に区切られていたと考えられる。小宮曲輪と三の丸との間には桝形虎口(出入口)があったが、車道により消滅した。
山の神曲輪方面に進む
出だしは、平坦な道。
今日はこの辺で